第2回 ⑥『Yesterday』でビジネス英語を学ぶ - such –

ビートルズでビジネス英語コーチング
目次

はじめに

ビートルズの代表的な曲の一つである『Yesterday』で”seem”、”look”、”believe in”、”used to”、”wouldn’t”、”wrong”、”such”が用いられている歌詞の意味や、ビジネス英語での使用方法についてコーチングスタイルで学びます。
今回はsuchです。

登場人物

アキラさん:ビジネス英語コーチング生徒

アキラさん

電子機器メーカに勤めている電気系技術者。
英語は昔から苦手でしたが、今度海外の関連会社のエンジニアと一緒に新規製品を開発することになり、英語にどのように慣れ親しもうかと思っています。
技術士の資格を持っており、技術士会の講演会で知り合ったマナブ先生がビートルズ好きだと聞き、話をしていたところ、ビートルズの英語でビジネス英語にも応用できるフレーズがあることを知り、興味を持ちました。

マナブ先生

精密機械メーカでマーケティング課長や開発部長や品質保証センター長を経験し、現在は技術士事務所でコンサルタントを行っています。
海外での仕事も多く、TOEIC最高点は930点。
テクノロジー・コーチングのブログで技術士試験などの情報発信も行っています。

技術士コーチ

重要表現を覚えよう

  • such + a/an + 名詞 「とても」「こんなにも~な」
      話し手の感動や驚き、実感のこもった「とても」
    ★『Yesterday』では
     Love was such an easy game to play.
     (愛はとても簡単なゲームのようなものだった)
    ★ビジネス場面では
     This is such an important issue.
     (これは非常に重要な問題です?)

Music Videoと歌詞

出典:The Beatles 『Yesterday』
   Written by Lennon-McCartney
   1965年8月

Music Video:Yesterday | The Beatles

歌詞については以下を参照してください。
thebeatles.com yesterday

Love was such an easy game to play
Now I need a place to hide away
 愛はとても簡単なゲームのようなものだった
 今は隠れる場所が必要だ

コーチング会話

(6)such の使い方

such + a/an + 名詞 「とても」「こんなにも~な」
  話し手の感動や驚き、実感のこもった「とても」

マナブ先生

次はこの歌詞を見てみましょう。
  ” Love was such an easy game to play. “
アキラさん、まず質問です。
もしポールが、
  ” Love was a very easy game to play. “
と歌っていたら、意味は大きく変わると思いますか?

アキラさん

うーん…。どちらも
  「愛はとても簡単なゲームだった」
という意味になりそうですが…。

マナブ先生

そうですね。大きな意味は変わりません。
では逆に質問です。
日本語でも、
  「とても簡単だった」
  「本当に簡単だったんだよなあ」
では、どちらの方が感情が入っていますか?

アキラさん

後者ですね。
単なる説明ではなくて、その時の気持ちが伝わります。

マナブ先生

その感覚です。
英語でも、
  ・very → 客観的な強調
  ・such → 話し手の感情・驚き・実感を伴う強調

なんです。

では、この歌詞でポールは
何を強調したかったのでしょう?

アキラさん

昔は愛なんて簡単なものだと思っていた。
でも今になって振り返ると、
  「本当に簡単だと思い込んでいたんだなあ」
という後悔や実感があるのでしょうか。

マナブ先生

素晴らしいですね。
まさにその感覚です。
だからここは、
  ” Love was such an easy game to play. “
なんです。

アキラさん

” to play “はどう訳せばいいですかね。

マナブ先生

あえて訳さなくてもいいと思いますが、
” to play “が付くことで
  「愛は遊ぶにはとても簡単なゲームだった」
というニュアンスが付け加わりますね。
そうして次の歌詞につながるのです。
  ” Now I need a place to hide away. “

アキラさん

  「今は隠れる場所が必要だ」
ですね。

マナブ先生

そうですね。
では質問です。
この一行だけでなく、
前の歌詞と並べて読むと、
どんな対比が見えてきますか?

アキラさん

ああ、なるほど。
昔は
  ” Love was such an easy game to play. “
だった。
でも今は
  ” Now I need a place to hide away. “
なんですね。
つまり、
過去の「愛なんて簡単だと思っていた自分」

今の「傷ついて隠れたくなっている自分」
の対比なんですね。

マナブ先生

その通りです。
ポールは短い言葉で、
過去と現在を鮮やかに対比しているんですよ。

アキラさん

ところで、さっきから気になっていましたが、
” an “が” such “の後ろに来ていますね、
通常は” very “のように
” a “が前に来て、
” a very easy game “となるような気がしますが。

マナブ先生

いいところに気がつきましたね。
実は、
such ” は” very ” と違うルール
なんです。
 
such “の使い方を整理すると、
  such + a/an + 名詞
という形になります。
これで
  「とても」「こんなにも~な」
という意味を表します。例えば
  ” such a difficult problem “
  「とても難しい問題」
となります。

アキラさん

『Yesterday』の歌詞の
  ” such an easy game “ 
  「サッチアンイーズィーゲイム」
で丸ごと覚えた方がいいですね。

マナブ先生

頭で考えるよりも、慣れることが大切ですね。
 
では、実務で使ってみましょう。
海外チームとの会議で、
本当に大変な問題に直面している状況で、
  「これは非常に重要な問題です」
と言いたいとします。
どう言いますか?

アキラさん

「問題」は” issue “を使って、
「重要な問題」は” an important issue “で、
such “を使って、
  ” This is such an important issue. “
でしょうか。

マナブ先生

完璧です。
では、
なぜ
  ” This is a very important issue. “
ではなく、
  ” This is such an important issue. “
と言うのでしょう?

アキラさん

単に重要だと説明するだけではなく、
  「これは本当に重要なんです」
という気持ちが伝わるからですね。

マナブ先生

その通りです。
どのぐらい重要だと感じているかを伝える時には
such “を使うといいですね。

アキラさん

ポールも
  ” Love was such an easy game to play. “
と言うことで、
単なる事実ではなく、
  「あの頃は本当にそう思っていたんだ」
という実感を歌っていたんですね。

  such を使ったビジネス英文

such + a/an + 名詞:「とても」「こんなにも~な」
  • This is such an important issue.
    (これは非常に重要な問題です)
  • We have never seen such a large failure.
    (このような大規模障害は見たことがありません)
  • Thank you for such a detailed explanation.
    (こんなに詳細な説明をありがとうございます)
  • She is such a reliable engineer.
    (彼女は本当に信頼できる技術者です)

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