
(出典:日本技術士会のホームページ 過去問題(第一次試験) 基礎科目 令和6年度)
目次
コーチング対話解答
ツトムさんばね質点系の固有角振動数の問題はよく出題されますね。



基本的なことなのでしっかりと押さえて、得点源にしたいですね。
ばね質点系の固有角振動数はどのように求められますか?



系全体のばね定数を\(k_t\) として、質点の質量を\(m\) とすると
固有角振動数\(\omega\) は以下で求めることができます。
\[
\omega = \sqrt{\frac{k_T}{m}}
\]
よって、a 、b 、c それぞれの等価ばね定数を求めればいいのですね。
a はばねが並列に接続されているので、
\[
k_a=k+k=2k
\] になります。
c はばねが直接に接続されているので、
\[
\frac{1}{k_c} = \frac{1}{k} + \frac{1}{k} = \frac{2}{k}
\]
から、
\[
k_c=\frac{k}{2}
\]
になります。



いいですね。



問題はb ですね。これは…左右にばねがあるから、直列っぽく見える人がいそうです。





まさに間違いやすいポイントです。



質点を\(x\) だけ右に動かしたときにどのような力が働くかを考えるのですね。
質点の右側のばねは伸びが\(x\) で、左側のばねは\(x\) 縮みます。
よって、ばねによって発生する力の大きさは、両方とも左向きに\(kx\) となります。
ということは合力を考えると、
\[
kx+kx=2kx=k_{b}x
\]
となり、
\[
k_b= 2k
\]
になります。



そうなんですよ。b はa と同じなのです。
見た目に騙されないようにしないといけません。



c の等価ばね定数が最も小さいので、固有角振動数もc が最も小さくなり、
正解は③ です。


